まずは、この結果を見てください。

これらは、私が以前携わったクリーニング業界の話です。
クリーニング業界の市場規模は1992年の9000億円弱をピークに
下落の一途をたどっていて、現在では4500億円程度とピーク時の5割に
なっています。
一世帯あたりのクリーニング利用金額(年間)も1992年の19,243円から
2009年の8,132円へとピーク時の4割にまで激減しています。
店舗数は市場規模と比べるとたいして変わっていませんので、
一店舗あたりの売上が減少しており、他の業界と比較しても、
最も苦しい業界の一つだと思います。
また、クリーニング業界の販促策は
「割引き」
にほとんどを頼っているため、
客単価の減少が一向に止まらない
のです。
そこで、我々は
割引きに頼らない固定客化戦略
を実施しました。
その結果、集客に関しては一切手を触れなかったにも関わらず、
売上15%アップと顧客の流出30%改善を達成
しました。
これは1年間の数字ですが、
固定客化の戦略は時が経てば経つほど、
効果が発揮されてきます。
この失客率(=顧客離反率)を維持しながら、
2年、3年と経過すればどうなると思いますか?
また、この時は実施しませんでしたが、
ホームページを利用した効率的な集客方法を実践すれば、
更に良い結果がでるでしょう。
【まとめ】 当社は美容室、整体院、歯医者、士業、飲食店など様々な業種の クライアント様がいますが、このクリーニング業界の需要の縮小は 他の業界にないぐらい厳しいものがあります。 しかし、この厳しいクリーニング業界でも経営やマーケティングの基本を しっかりと行えさえすれば、売上アップ、利益アップは難しくありません。 |