今、日本で起こっていることは、現役世代(15〜64歳)減少 
  による「内需の縮小」というものです。 
  現役世代の人口は1995年をピークに2005年は3.1%減。 
  2015年は2005年と比べて9%減と大幅に現役世代の人口は 
  減っていきます。 
  「現役世代の人口が内需の縮小につながっている」という仮説を 
  証明する根拠をいくつか示します。 
  百貨店や全国チェーンの大手スーパー、全国無数の食品スーパー、 
  それに通販会社の売上も足した経済産業省の商業統計に 
  「小売販売額」というものがあります。 
  この小売販売額を見ると1996年をピークに12年連続で減少が 
  続いているのです。 
  ピークはバブルの頂点の1990年ではないのです。 
  この12年間に、日本の実質GDPは十数%も伸びましたが、 
  国内の小売業の売上はずっと減っていたのです。 
  現役世代の減少とは 
  新しく働く人より、働く事を辞める人の方が圧倒的に 
  多いということです。 
  現役世代は所得も多いので消費も多いのですが、退職した 
  人は老後のためにお金を貯蓄し、消費も少なくなります。 
  ですので、 
  現役世代の減少は 
  「日本の総所得額の減少」→「日本の総消費額の減少」 
  とつながり、「内需の縮小」になるのです。 
  若い人の人口はそう簡単に増えるものではないですし、 
  国が色々な策を行うとしても、すぐに内需が増加することは 
  考えにくいです。 
  つまり、 
  国内でビジネスを行う企業にとって今後は今まで以上に厳しくなる 
  と言う事です。 
  あなたはこの現実を知りどう思いましたか? 
  あなたならどのような対策を打ちますか? 
  ↓ ↓ ↓ 
  2015年の現役世代の人口(予測)が7681万人、 
  2025年の現役世代の人口(予測)が−7.6%の7096万人です。 
  あなたに質問です。 
  あなたのお店のリピート率はどのくらいですか? 
  30%ですか? 
  60%ですか? 
  90%ですか? 
  もしリピート率が30%だとしたら、新規来店したお客様のうち 
  70%のお客様が二度と来店しないということです。 
  今の時点で70%もお客様を逃していて、たった7.6%ぐらいの 
  ことを考えても仕方ありません。 
  それ以前に、なぜ70%もお客様が二度と来店しないかを 
  真剣に考えたほうが賢明です。 
  新聞などに掲載されている統計数字は、あくまでも 
  国の統計数字で、あなたのお店に直接大きな影響を与える 
  ものではありません。 
  「景気が悪いから売上が伸びない」 
  と問題の原因を他人のせいにする人がいますが、 
  それでは成長できないと思います。 
  なぜ70%もの人が二度と来店しないのか? 
  問題点はどこにあるのか? 
  その原因を追究して、サービスを改善してリピート率を50%に 
  20%も改善することができれば、統計上の数字−7.6%なんて 
  あっというまに克服できます。 
  景気の良い時も、景気の悪い時も、 
  繁盛するお店もあれば、繁盛しないお店もあります。 
  問題の原因は景気のせいではなく、あなた自身の考え方にあります。 
  厳しい言い方かもしれませんが、 
  「売上が上がらない」、 
  「利益が上がらない」 
  などの問題の原因はあなた自身にあります。 
  二度と来なくなったお客様に、来なくなって理由を聞きましたか? 
  何度も来てくれているお客様に、何度も来てくれている理由を聞きましたか? 
  こういう努力をしないで、問題を他人のせいにしていても 
  何も始まりません。 
  お店のことはお客様が一番知っています。 
  そのお客様に色々と聞いて見ましょう。 
  そうすれば良い道が見えてくると思います。 
  → 
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