報道ステーション(テレビ朝日)(2011年5月6日)
 でインド市場でのパナソニックの逆襲についての番組を報道していた。
 内容は人口10億人の巨大市場インドにおいて、韓国勢が圧倒的な
 優位を誇っているが、日本のパナソニックの逆襲が始まったということでした。
 年間売上高のトップはLG(韓国)で2400億円、2位がサムスン(韓国)で1800億円、それに対してパナソニック(日本)は400億円にすぎないそうです。
 これを3年後までに2000億円までに引き上げて、その後に中期計画で
 韓国勢を追い抜くそうです。
 パナソニックは首位LGに対して売上が6分の1と圧倒的に不利な状況です。
 ではどうやって韓国勢に追いつき追い抜こうとしているのか?
 まずは一番重要な商品力ですが、パナソニックは現地の社員が中心となり、
 ターゲットとなる中間所得層の家庭を徹底的にリサーチして、インドの国民が
 本当に欲しいと思う商品を開発しているそうです。
 インドの国民には不要な機能を省いたり、インドの国民だからこそ必要な機能
 を追加したりして、本当にインド国民の望む商品開発をしたそうです。
 これはインド国民の生活をよく理解していないとできないことです。
 機能の良い商品を持っていけば売れるというわけではないのです。
 現地のお客様にあった商品を開発し提供していかなければいけないのです。
 液晶テレビやエアコンではこの戦略が大当たりし大ヒット商品を作りました。
 次に、販売ですが、インドでは地域密着の小規模電気店が80%を占めていて、一朝一夕ではシェアを拡大できないのですが、パナソニックにはインド駐在15年のベテラン幹部をはじめ、細いけれども、長い地元流通業者とのつながりが脈々と保ってきたため、良い商品さえ作れば販売力はけっこう強かったようです。
 販売力は強いものがあったので、インド国民が望む商品を開発したことにより、業績は大幅に伸びて行ったそうです。
 この結果、パナソニックは2010年度の売上を700億円と大幅に伸ばしました。
 2011年に1000億円、2012年に2000億円という目標も現実味を帯びてきているそうです。
 あなたはこのニュースを見てどのように感じましたか?
 あなた自身でも活かせそうなことはありましたか?
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 私はこのニュースを見て、やはりお客様の声をたくさん聞いて、お客様が
 望む商品、サービスを提供することが基本だなと改めて感じました。
 当社では集客方法や売上アップ、利益アップの悩み相談を受けていますが、
 解決方法として集客方法の変更やコスト削減による利益アップ、そして
 経営戦略を見直すことで大幅な利益アップを実現させることができます。
 テクニック的なことを改善するだけで結果が出てしまうので、社会にとって
 本当に必要な良い商品、サービスの開発ということが後回しになってしまう
 傾向がありました。
 現状では良い商品やサービスが販売力や集客力がないために埋もれているものを世に出すお手伝いをしていますが、地域社会にとって本当に必要な商品やサービスをどんどん世に出すお手伝いもしていかないといけないなと思いました。
 地域活力研究所は、地域住民にとって安心・安全で笑顔の絶えない社会を創ることを使命としています。
 ですので、今後は目先の結果ももちろん必要ですが、並行して社会にとって
 必要な商品やサービスの開発にも力を入れて行きたいと思います。
 当社はあくまでも黒子(裏方)ですので、地域社会の中心となる会社やお店をサポートしながら、社会にとって必要な商品やサービスを開発するために、簡単にお客様の声を集めて、会社やお店に提供できる仕組みをどんどん提供して行こうと思います。
 みなさんも一緒に、社会にとって必要な商品・サービスを創造していきましょう。