繰り返しになりますが、重要なことなのでもう一度言います。
小さな会社や店舗を経営するうえで、利益をたくさん得ることが目的なら、
一番重要なのがフェーズ3(既存客のフォローアップ)です。
このフェーズ3(既存客のフォローアップ(顧客への再度販売))を
しっかりやってこそ、利益も確保でき繁盛店になれるのです。
小さな会社や店舗が利益を出し続ける唯一の方法です。
フェーズ3の「役割」は既存客をフォローして商品・サービスを再度販売することで、「目的」は利益を獲得することです。
フェーズ3では顧客獲得コストなどが一切かからないので、
商品やサービスを販売した際に、多くの利益を獲得することができます。
ほとんどの場合、利益をたくさん得ることができるのは
この既存客への再度販売しかありません。
このフェーズはとにかく、
既存客とコミュニケーションを取り続けることが重要です。
効果的なのが役立つ情報を提供し続けることです。
情報を提供し続けることで信頼を勝ち取ることができ、
信頼を得られれば顧客は様々な商品やサービスを購入し続けてくれます。
フォローをきちんと行った場合の好循環のサイクルは、
「定期的に役立つ情報を発信」→「お店の信頼度が上がる」
→「商品が売れる」→「既存客が新しいお客様を紹介してくれる」
→「繁盛店へまっしぐら」
となりますが、
逆に、フォローを行わなかった場合の悪循環のサイクルは、
「情報を発信しない」→「既存客はお店の存在を忘れる」
→「二度とお店に来なくなる」
→「既存客が減ったので新規客を集める(費用負担増)」
→「新規客を獲得しても広告コストがあるので利益は増えない」
→「新規客を獲得しても、それ以上に既存客がお店を離れていく」
→「お金がなくて新規客も獲得できない」→「廃業へ」
と最悪の結果になります。
この両者の違いはどこから来るのだろう?
好循環のサイクルは自然と既存客が増えていき、
悪循環のサイクルはお金を使って新規客を獲得しても、
一向に利益はあがりません。
この両者の違いは既存客のフォローをしているかどうかだけです。
私もよくクライアント様にお話しますが、
「バケツの穴をふさがずに、水をどんどん入れても、全体の水量は減るだけ」
ということです。
「そんなの当たり前じゃないか!」
「言われなくても分かるよ!」
というあなたの声が聞こえてきそうですが、
もう一度ご自分のお店がやっていることを考えてみて下さい。
悪循環のサイクルにはまっていませんか?
私の今までの経験から、本当に多くの経営者が
フェーズ3の既存客のフォローアップをおろそかにしています。
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