「粗利率、粗利額の増やし方」で悩んだら、まずはこのレポートをご覧ください。
自社の商品の粗利額・粗利率を引き上げて行くための方法をいくつかお話します。
1.付加価値サービスを付け加える
商品粗利は限られているが、サービスを付加すれば、サービスの部分の粗利は100%です。
2.ちょっとした仕様の変更を行なう
最近、家電店にいくと、プライベートブランドの商品を販売していることが多くなりました。このような商品はたいてい、国産メーカーで売れなくなった機種にちょっとした仕様変更を施したものがほとんどです。
3.パッケージ化を行なう
必要となる商品をすべて一式まとめてあげるとバラバラで買うよりも高いにも関わらず、消費者は選択する面倒くささから開放されるために、よく売れるようになります。
4.ターゲット顧客を絞り込む
ターゲット顧客を絞り込み、商品を差別化することによって、価格を引き上げることができます。
例えば、眠気を覚ますドライバー専用のドリンク剤、中高年のためのエステサロン、エグゼクティブ専用の会員制スポーツクラブ等があります。
5.生産者を明示する
食品では、田中さんのこだわりトマトとか、高橋シェフの究極デザートというように、生産者を明示することが多くなってきました。
このように生産者を限定することにより、通常商品と差別化する結果、粗利率をアップすることができます。当然、この工夫は食品以外にも応用が利くと思います。
6.2つの価格帯を設ける
高級タイプと、標準タイプの二種類の商品を用意しておきます。こうすることにより、買うか買わないかの選択ではなく、AにするかBにするかという選択の段階にもっていくことができるので、購買率が高まります。
7.手の届かない価格帯を入れる
普通、絶対に手が出ないようなバカ高い商品を入れておきます。もちろん、受注はほとんどないのですが、それを買う人がたまたま出てくることがあるので、購入単価の大幅な引き上げが可能になります。