いま、日本はデフレ経済で、低価格競争の時代だと言われています。
「安くなければ売れない」というのが常識です。
しかし、本当にそうでしょうか。現に、「安くても売れない」商品やサービスがあり、「高くても売れている」商品やサービスがあります。
低価格競争を尻目に、高利益を上げて儲かっている会社がある。その差はいったい何なのでしょうか?
それはズバリ、価格設定にあると思います。
正直言って、中小企業が今の激動の経済社会で生き残る方法は値上げしかありません。
値上げ戦略は、非常に短期間で収益を倍増する最も有効な手段です。
まずは、
「安くなければ売れない」「安いほうが売れるに決まっている」という固定観念を消し去り、付加価値をつけ、高価格で粗利を高くした商品を売ることこそが中小企業成功の条件だと認識してください。
◆小さな電器店の成功事例
先日、テレビで東京都町田市の電器店の話をやっていました。
年商16億円ぐらいで地域密着で商売を行なっていましたが、大手量販店が次々と出店してきて、既存のお客様をどんどんとられてしまった。
大手量販店は大量仕入れで価格ではまったく勝負にならない。
なので多くのお客様は同じ製品を安く購入できる、大手量販店に行ってしまう。
あなたも同じような悩みを抱えているのではありませんか?
こんな時あなたならどうしますか?
この会社は「値上げ」を行なった。社員を守るためにも値上げをすることで利益を確保しました。
しかし、
ただ値上げするだけではお客様は離れていってしまいます。そこで、徹底的に付加価値をつけることを考えました。
顧客台帳を分析すると、多くのお客様が大手量販店に流れていくのに、お年寄りは大手量販店に行く割合が低いのが分かりました。
なぜだろうか?
「困ったときに駆けつけてくれる修理サービス」に魅力を感じているからでした。
そこでこの会社では顧客ターゲットをお年寄りに絞ることと、修理サービスを強化して、買い物でも水撒きでもお客様が困ったことを解決する便利屋サービスを提供することにした。
ターゲットを絞り、便利屋サービスを提供することでお客様との信頼関係を深まってきました。お客様にとって少々の価格差ではビクともしない存在へなっていったのです。
しかし、便利屋サービスは無料なので、収益は電化製品の販売でしか上げられない、そこでお客様の家の中の電化製品の状態を徹底的に情報収集した。
そこで、もう少しで壊れそうだなと思うモノがあるとカタログ渡すようにしていったそうです。
電化製品が壊れるとお客様は困ります。そこに日ごろから信頼している人がこれがいいですよと勧める価格に関係なく購入してくれるという訳です。
この会社はこの戦略で息を吹き返し、今では13年連続黒字と絶好調のようです。
また、「感謝されて売れる」という戦略を作り出したので、社員の満足度も以前とは見違えるほど上がっています。
値上げ戦略は一石二鳥どころか三鳥にも四鳥にもなりうる優れた戦略なのです。
値下げなどの価格戦略は資金に余裕がある大企業が行なう戦略です。間違っても小さな会社が行なうことではありません。
戦略を間違うと頑張っても頑張っても上手くいかない悪循環に陥ります。

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